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2006年5月20日(土) 新潟りゅーとぴあコンサートホール公演

2006年5月20日(土)新潟りゅーとぴあコンサートホールにて 第16回『インターナショナル・オルガン・フェスティバル・イン・ジャパン2006』公演が開催されました。
ポーランドよりお招きした、オルガニスト、ヤロスワフ・マラノヴィッチ氏の バッハ作曲・コンチェルトイ短調BWV593・パルティータ・コラール変奏曲BWV768等の演奏や ポーランドの作曲家マリア・サワ作曲「ステンド・グラス」「セザール・フランクへの賛歌」などが演奏されました。 また、オルガントリオの「フランシスコ・ザビエルの足跡」 児玉麻理(オルガン)・須田俊子(箏)・岩橋庸一(尺八) オルガンと神楽「世界の輪と光」児玉麻理(オルガン)高千穂神楽(神楽)も演奏されました。 また、新潟清心女子高校の皆さんのご協力で、旧山古志村援助の募金が行われ 100,683円の募金が集まりました。

新潟公演 助成・後援・協賛

<助成>
新潟県文化振興財団
<共催>
IOFJ新潟公演実行委員会
<後援>
新潟県/新潟県教育委員会/新潟市/新潟市教育委員会/ NHK新潟放送局/BSN新潟放送/NST新潟総合テレビ/ TeNYテレビ新潟/NT21新潟テレビ21(民放TV開局順)/ ケーブルネット新潟/エフエムラジオ新潟/FM PORT 79.0/FM KENTO/ 新潟日報社/朝日新聞新潟総局/産経新聞社新潟支局/毎日新聞新潟支局/ 読売新聞新潟支局(全国紙五十音順) <協賛>
新潟市文化振興財団/亀田製菓株式会社/株式会社久米設計/株式会社近藤組/ 佐渡汽船商事株式会社/清水建設株式会社/にいがた製菓・調理師専門学校えぷろん/ 新潟冷蔵株式会社/株式会社日本食品薬化/ 株式会社フォーリーフジャパン/北陸建材株式会社/ 三国コカ・コーラボトリング株式会社(協賛会社五十音順)

マラノヴィッチさんの演奏曲目

M1 コンチェルト イ短調 BWV593 J.S.バッハ作曲
M2 パルティータコラール変奏曲 BWV768 J.S.バッハ作曲
M3 パッサカリア ハ短調 BWV582 J.S.バッハ作曲
M4 ステンドグラス マリアン・サヴァ作曲
M5 セザール・フランクへの賛歌 マリアン・サヴァ作曲

オルガン・トリオ

「フランシスコ・ザビエルの足跡」
作曲・オルガン 児玉麻里
琴須田俊子
尺八 岩橋庸一


オルガンと神楽

「世界の輪と光」
作曲・オルガン 児玉麻里
太鼓:甲斐愛光/ガタ:甲斐清喜/笛:飯干直喜
彦舞(猿田彦):佐藤紀文/うずめ:安在弘幸
大国主命:甲斐重寛/御子:飯干福重
太刀:佐藤公也・甲斐重吉/舞開き:甲斐重徳

高千穂神楽について

 高千穂は、記紀が伝えるところの天孫降臨の聖地にして皇祖発祥のちである。 遠い神代の昔、天孫ニニギニミコトは美しく豊かな国をつくるために稲千穂をたずさえてこの地に降臨されたという。 「はるかなる神代はここに創まりぬ 高千穂の山青くして」という川田順の和歌はその感慨を詠んだ秀歌である。  秋の収穫が終り木枯らしの季節を迎えるころになると民謡「刈干切り唄」と共に高千穂の山間より 神楽の笛や太鼓の音が聞こえてくる。各村落ごとに氏神さまを「神楽宿」に定めた民家にお迎えして、 夕方から翌日の昼近くまで夜を徹して三十三番の神楽を舞い明かすのである。秋の実りに感謝して、 永い冬の無病息災を祈り、恵み多き春を予祝する冬の鎮魂儀礼として行われる高千穂の夜神楽は、 昭和五十五年五月二十二日に国の重要無形民族文化財に指定されている。  高千穂神楽三十三番の中には、古代から連綿として受け継いできた国人たちの自然に対する 畏敬の念や感謝の思い、そして「天の岩戸開き」に象徴される日本神話が敬虔な舞として、 また時に面白く力強い舞として表現されている。高千穂の夜神楽はたんに神事芸能としての側面だけではなく この地方に生きる人々の一年を締めくくる重要な生活儀礼であり、神と人との楽しく和やかな饗宴の場でもある。 自然や祖先もまた神として敬い神人和楽の世界を祈る高千穂の夜神楽はこれからも高千穂に生きる人々の信仰と、 日本の文化として長く継承されてゆくことであろう。