2009年6月5日(金)神奈川県民ホールにて
第19回『インターナショナル・オルガン・フェスティバル・イン・ジャパン2009』横浜公演が好評のなか終了いたしました。
ご来場いただきました皆様有難うございました。
ご協力頂きました募金は、肢体不自由児雪上キャンプ支援のために社会福祉法人NHK厚生文化事業団に寄贈寄贈されます。
ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
日 | 会場 | 金額 | 募金立会人 |
6/5 | 神奈川県民ホール | 15,670 | 幼きイエス会 |
6/7 | 長崎カトリック浦上教会 | 41,758 | サンタ・マリア修道院 |
6/10 | 東京カテドラル大聖堂 | 66,221 | 宮崎カリタス修道女会 |
6/11 | 松本ハーモニーホール | 39,029 | 宮崎カリタス会松本修道院 |
合計 | \ 162,678 |
出演 パールウール・ヤーノシュ、児玉 麻里、高千穂神楽
1967年ブダペスト生まれリスト音楽大学卒。 1997年、第2回国際オルガンコンクールでパリ・グランプリを獲得。 フランスの主要な教会で、オルガンコンサート・シリーズを行い、ノートルダム寺院で定期的にオルガンの指導を行っている 。ブダペストのファソール革新教会の専属オルガニスト、 1998年リスト・フェレンツ音楽大学のオルガン科教授。
東京都出身。芸術学修士。アメリカのシカゴ大学にて宗教音楽を学び、「アメリカン・ギルド・オブ・オルガニスト」のシカゴメンバーを取得。 以後各国の国際交流事業に、オルガン音楽をもって参加して活躍、これまでに35カ国、350都市からの招聘を受けて演奏活動を行う。 1991年、日本で唯一の「インターナショナル・オルガン・フェスティバル・イン・ジャパン」を立ち上げ、国内のオルガン音楽の振興・普及に尽力し、 今年で第18回を迎える。1995年「サウンド・オブ・ピース」を結成し、日本人の血をもって、 オルガンと日本の伝統芸能、和太鼓・笛・太鼓・鼓・筝・尺八・笙・声明など日本の伝統楽器との室内楽との創作に取り組み、新しいクラシック音楽のスタイルを生み出すために、 邦楽・能楽・神楽などと、ウイーン・ベルリン・イタリア・アメリカなどで公演活動を行い好評を得ている。2006年「Newsweek」誌の「世界が認めた日本人女性100人」に選ばれる。
この作品は、天孫降臨の神話のある高千穂で、かつて天の岩戸に天照御神が隠れ、真っ暗になった世の中で、
天鈿女命が面白可笑しく舞い、天照御神が岩戸の隙間から覗かれたところを、太力男尊が扉を開けたので、再び世の中が明るくなった・・・という逸話を、
現社会に置き換えた物語です。天鈿女命が、平和に舞っていると、悪者が出てきて舞いを妨害する。天鈿女命が怒って舞いを止めてしまうと、
悪者は平和の象徴である『鏡』を奪って逃げる。それをみていた大国主の尊が様々な方法で悪者を懲らしめる。
悪者が反省して鏡を返しに来ると、猿田彦大神が、天鈿女命を迎えに行き、天鈿女命が再び舞いはじめると、
世の中に平和が戻り,農民が喜び歌い、『昼の太陽の神』と『夜の月の神』を掲げて平和を祝う・・・。
高千穂は、記紀が伝えるところの天孫降臨の聖地にして皇祖発祥のちである。
遠い神代の昔、天孫ニニギニミコトは美しく豊かな国をつくるために稲千穂を たずさえてこの地に降臨されたという。
「はるかなる神代はここに創まりぬ 高千穂の山青くして」という川田順の和歌はその感慨を詠んだ秀歌である。
秋の収穫が終り木枯らしの季節を迎えるころになると民謡「刈干切り唄」と共に 高千穂の山間より神楽の笛や太鼓の音が聞こえてくる。
各村落ごとに氏神さまを「神楽宿」に定めた民家にお迎えして、夕方から翌日の 昼近くまで夜を徹して三十三番の神楽を舞い明かすのである。
秋の実りに感謝して、永い冬の無病息災を祈り、恵み多き春を予祝する
かってアメリカ視察から帰国した井伊直弼は、江戸幕府の大老に就任すると、鎖国を続ける日本を、
「このままでは、日本の将来はない」と1898年に「日米修好通商条約」を結び、それから次々に外国との修好条約を結んでいきました。
2009
年は「日本・ドナウ交流年2009」、ドナウ河を共有するオーストリア・ブルガリア・ハンガリー・ルーマニアの4カ国と日本との修好年になります。
これは、井伊直弼の修好条約終結のお陰で迎える事が出来たのです。
「日本・ハンガリー外交関係開設140周年」、「外交関係再開50周年」、という周年事業として、
ゲストは、ハンガリーのリスト音楽大学からパールウール・ヤーノシュ教授を迎え、演奏曲目もハンガリーが生んだ作曲家、リスト、コダーイ、バルトークを中心に。
さらに今回は、宮崎県から国の重要無形文化財に指定された「高千穂神楽」が横浜に到来、
海外で大好評を受けている「オルガンと神楽のコラボレーション」、「世界の輪と光」という世界平和を願う児玉麻里・オリジナル作品をご披露いたしました。
開催にあたり、ご支援、ご協力をいただきましたすべての皆様に、心から感謝、お礼を申し上げ、今後ともご指導をたまわりますようお願い申し上げます。ありがとうございました。